日本胸部外科学会理事長 澤 芳樹 | |
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10年後の自分を考えたときいま何をすべきか?私は常に自問自答しており、JATS-NEXTのメンバーにも期待する。JATSの歴史伝統文化そして財産の継承者たる諸君にはこのたびJNACを開催するにあたって、あらゆる道を究める極意とされてきた、千利休の唱えた「守破離」を思い起こしてほしい。まず伝統を守り学びつつ打ち破るような実力をつけさらに飛躍的発展を遂げる。「守破離」を実践するJATS-NEXTの諸君に、未来のJATSを任せたい。 |
JATS-NEXT委員会委員長 新浪 博士 | |
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本会開催にむけ、JATS-NEXT委員会にて鋭意準備をして参りました。若い先生方のみによる開催という今までにない形式であるため、初めは多少の不安もありましたが、今では若い先生方への頼もしさを感じております。 プログラムは3分野それぞれの委員の先生方が様々なアイディアを出し合い、胸部外科学会ならではの横断的で独創的なものになりました。本会のテーマである「胸部外科のcrossoverを目指して」の通り、若い力で3分野を結び付けてくれました。 第1回JATS-NEXT Annual Conferenceが若い世代の可能性を伸ばし、さらに活躍できる場を提供できる会、ひいては胸部外科学会の今後の発展と課題の解決に向けた一歩となるよう盛り上げていければと思っております。会場にて皆様にお会いできることを楽しみにしております。 |
JATS-NEXT委員会副委員長 千田 雅之 | |
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JATSでは次世代を担ってもらう若手の育成にJATS-NEXTを立ち上げました。各領域ではすでに若手育成のシステムが同時進行で動いていることと思いますが、JATSでは特に「academic surgeon」の育成をめざしており、日本の胸部外科領域がこれからも世界に発信し続けられることを企図しています。Paradigm shiftをもたらすような研究が日本の若手から生まれてくるのか、それを海外の研究者と真っ向勝負で議論できるのか、これからの若手に期待です。 |
JATS-NEXT委員会副委員長 安田 卓司 | |
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高難度の胸部外科手術も低侵襲手術による術野の共有や手術の録画により学習する機会は大きく広がりましたが、手術や治療の質を高め、裾野を広げつつ底上げを図るには若手の間での密な連携による情報共有が不可欠です。与えられるのを待つのではなく、自分達から学び、勝ち取るつもりで積極的に取り組んでください。 |