概要:定型的な手術から難易度の高い手術の執刀へと進む際に,領域横断で挑む必要がある隣接臓器の合併切除などを伴うことも少なくない.また手術中の予期せぬトラブルに遭遇し,専門領域外の臓器への対応も経験する.本セッションではJATS-NEXT世代が直面する領域横断で挑む高難度手術症例について提示していただき,共に考えていきたい.手術を検討したものの施設内の事情により遂行できなかった症例や,周術期管理において難渋した症例なども歓迎である.手術を成功させる上での自施設でのマネージメント方法や工夫などを共有していただきたい.多くの施設からの参加者で議論することで,次の症例へ役立てることを期待したい.
概要:「弘法筆を選ばず。」という諺があるが、現代手術は技術に見合った道具、道具に見合った技術が必要と考える。鋼製小物などの手術器具は大学、病院、診療科ごとの伝統など地域性もあろうかと思う。日本全国、胸部外科3科にまたがり、好きな拘りの道具への思いの丈を短時間(ショートプレゼンテーション)にぶつけてほしい。
演題募集、発表方法:予定演者数50名、予定発表時間90秒。PowerPoint静止画スライド 2枚(タイトル、所属含む)+使用風景動画スライド1枚でのプレゼンテーション。器具の名称、メーカー名、定価の提示。静止画スライド発表資料をいただき、今後、冊子にすることを考慮している。
概要:安全かつ確実な手術の遂行には正確な解剖の知識が必要不可欠である。一方で、胸部外科の手術体位は仰臥位、側臥位、腹臥位と多岐にわたり、その術野から見える光景は全く異なるものである。また、近年の内視鏡技術の進歩から、拡大視効果による新たな微細解剖知見が明らかになりつつある。本セッションでは、各領域の手術で必要な外科解剖をエキスパートに発表していただきつつ、他領域の解剖が役に立ったケースプレゼンテーションを交えながら、実診療に活かせる領域横断の解剖学を議論したい。
概要:SNSは、その投稿主の内面、側面、日常、非日常などあらゆる場面を切り取られて発信され、その人柄や、組織であればその雰囲気を想像する事ができ、面識の無い人や組織であっても、身近に感じ、つながっていると感じさせる、不思議なツールである。しかし、われわれ医師がSNSで職場から得られた情報を含んだ内容を発信する際、その情報の特殊性から注目を浴びる可能性を秘めている反面、あらゆる面で十分な配慮が必要であり、社会的モラルを意識し続けることが大切である。少しでも批判を浴びる可能性のある投稿を行うと、とたんに炎上してしまう事も珍しくはない。とはいえ、単なる無機質な情報発信のみでは、そのコンテンツの魅力や、影響力という観点からはつまらないものとなってしまう。われわれ外科医が発信するSNSの先には、患者さんや、世界中の外科医、友人等様々な対象と目的が想定される。演者にはどのようなメリット、注意点があるか等を語って頂き、DXおよび、ICT化が進む現代におけるSNSの嗜を共有したい。
【演題募集について】外科医とSNSが織りなす未来を語ってくださる方を募集する。SNSの影響力は大きく、医学知識の共有や一般の方からの理解も得られ、日本全国、世界を舞台に医学的、社会的な影響力を拡大できる。「外科医の嗜むSNS」の魅力と新たな可能性について語ってほしい。
概要:若手・中堅医師にとって、留学はキャリアパスを形成していく上で大きな興味のあるところである。一方で興味はあるものの、伝手がない場合は特に、そもそもどのように留学先を探し、どのように、誰にコンタクトをとるかなど、その第一歩のハードルは意外と高い。そのため第一歩を踏み出せずに留学を諦めたり、留学への思いをくすぶらせたまま日々の診療に忙殺されている医師も多いと思われる。
本セッションでは「留学先の見つけ方・たどり着き方」について、前半は留学経験者からご発表いただき、後半には留学希望者を交えて質疑応答・総合討論を行う。
単なる留学体験談の共有にとどまることなく、「留学先の見つけ方・たどり着き方」に関してより深い議論を行いたい。本セッションが留学に興味を持つ若手・中堅医師にとって何らかの一助となれば幸いである。
【演題募集について】海外・国内、臨床・研究にかかわらず、ご自身で留学先を見つけ、実際に留学された方に、実際にどのようにして留学先を検討し、留学までたどり着いたのか、その過程を中心にご自身の経験をご発表していただきたい(発表5分、質問2分、3~4名程度)。また留学希望者には、簡単な自己紹介と留学への思い、特に留学への第一歩を踏み出したいけど踏み出せずに抱えている心のもやもや・悩み・疑問等を発表いただきたい(発表2分、2~3名程度)。後半では留学経験者と留学希望者を交えて留学の第一歩に関して活発な討議をお願いしたい。
概要:2024年4月より医師の働き方改革に基づく時間外・休日労働上限規制が開始される。このため医師に偏在している業務の一部を移管・共同実施するタスクシフト・タスクシェアの実施が急務であるが、特に胸部外科領域ではその専門性の高さゆえに課題も多い。
本セッションでは、現在の胸部外科領域におけるタスクシフト・タスクシェアの取り組み、課題、推進のための工夫等について、外科医以外のメディカルスタッフも含めて議論する。また海外での実例も交えて、今後本邦でどのようにタスクシフト・タスクシェアを進めていくべきか、JATS-NEXT世代から意見を発信したい。
概要:JATS-NEXT世代にとって徐々に増えてくる仕事として座長、査読がある。しかしながら座長、査読のお作法や上手なやり方を学ぶ機会はない。皆、見様見真似にやり方を覚えている。本セッションでは座長、査読のコツをレクチャーして頂き、JATS-NEXT世代が難なく仕事をこなせることを目標にしている。また座長、査読での悩みや学びたいことを発表して頂き、総合討論で解決に向けて議論して頂きたい。コツのレクチャーだけではなく、現状の悩みも含め演題を公募する。
概要:胸腔鏡手術やロボット手術、ハイブリッド手術など各領域での低侵襲手術はさまざまな工夫により普及する中、安全性、根治性の担保、次世代への教育など、議論すべき内容は多い。本セッションでは、各領域における術式や視野確保、アプローチの工夫、器具選択、トレーニング方法、低侵襲の概念など、それぞれの領域での基本や応用、独自性を提示することで、分野を横断した議論を行い、各領域での低侵襲手術のさらなる発展を目指したい。
概要:胸部外科領域では、他領域での経験が自領域の手術に応用できる場面がしばしば存在する。このセッションではNEXT世代が自身で経験した各領域の、そして他診療科と合同で対処した困難症例におけるトラブルシューティングを提示頂く。自領域のみならず、他領域・領域横断的なトラブルシューティングの実情を知ることで、明日からの実臨床に”必ず役に立つ”セッションとなることに期待したい。
また、各発表中にアナライザーを使用し「あなたならこの場面ではどうするか?」といった質問およびそれらに対するリアルタイムな回答をもって、演者・参加者が一体となり、白熱した議論ができるようなセッションを目指す。
概要:COVID-19パンデミックを経験して,社会では新しい働き方であるリモートワーク・テレワークが浸透している.しかしながら職住近接が基本の胸部外科医にとっては,どこで働くかはそのままどういったライフスタイルになるかに直結する大きな問題である.都会勤務(特に東京都内)と地方勤務(例えば東北地方)は,それぞれにメリット,デメリットがある永遠の命題である.また,大学病院勤務と市中病院勤務も胸部外科医のライフスタイルを大きく左右する選択肢である.東北地方会が担当するこのセッションでは以上の二つを徹底討論し,若手参加者の今後のライフプランの参考としたい.
都会勤務、地方勤務、大学病院勤務、市中病院勤務、それぞれの胸部外科ライフを主張できる演者を1名ずつの合計4名を公募する.
概要:JATS-NEXTの至上命題のひとつが胸部外科医を増やすことである。胸部外科への道へすすんでいただくためにも我々はその魅力を余すことなく伝える必要がある。3分ビデオ形式にて自科のプロモーションビデオを披露していただく。どのようなプレゼンテーションが胸部外科の魅力を伝えるのに適しているか体感し、今後、ビデオが胸部外科へ誘うツールとなることを期待する。ライバルは他施設ではなく、他科である。まずは自科の紹介と思い、応募していただきたい。
概要:胸部外科の手術件数はこの20年間で2~3倍に増加する中、胸部外科医を目指す若手医師は減少し、胸部外科全体をとりまく環境は極めて厳しい状況である。働き方改革により労働環境の是正は進められてはいるが、マンパワーや経験・教育時間の不足により、一定のモチュベーションを維持することは困難な状況になりつつある。若手医師に胸部外科の魅力を伝え、環境を整えることで、胸部外科医の減少を食い止める取り組みは早急な要件である。
本セッションでは、①若手医師(10年目以下・公募2-3名)から胸部外科の将来への期待や希望をご発表いただくと共に、②各施設や医局等での若手胸部外科医を集める・継続させるための工夫や育成の現状・将来像をご紹介いただき(公募2-3名)、双方向的な解決策を明らかにしたい。
(公募5)
若手時代は他科での研修だけに関わらず診療や手術の手伝いを経験することがある。
初期研修医制度が始まり20年近くが経とうとしている。
専門研修が遅れるという批判はあるのかもしれないが、他科で学ぶ診療・手術は自科で役立った経験があると考える。
常に方々にアンテナを張り巡らし学ぶことが日常診療技術の向上や研究のテーマとなる可能性があり、
本セッションでは他科診療や手術での経験、手術器具や使い方などについて、
自科で役立った経験について発表して頂き、未来の胸部外科医の一助として頂きたい。
胸部外科医であれば誰しも、手術でいざというときに使う必殺技や、とっておきの得意技を持っているはずである。このセッションでは、関東甲信越JATS-NEXTコアメンバー15名が、「ぜひ全国のNEXT世代と共有したいマイ(手術)テクニック」を持ち寄って紹介する。「それだったらこっちの方法の方が良い」、「実はこんな技もある」など、NEXT世代ならではの自由闊達な議論を期待したい。(本セッションは指定演者のみです)
従来、胸部外科医のキャリアパスは、修練期間を終えたあとに大学・基幹病院の勤務医になるか、50代以降に開業するケースがほとんどであった。しかし、近年、若くしての開業、ベンチャー起業、官公庁、製薬企業に転じる胸部外科医も少なくなく、そのキャリアパスは多様化している。本セッションでは、アカデミックサージャン、若くしての開業、AIスタートアップ起業、厚労省→メガファーマ、というキャリアを歩んでいるNEXT世代の外科医4名に登壇していただき、ご自身の経験をもとに胸部外科医、より広く医師のキャリアデザインについて自由に論じていただく。(本セッションは指定演者のみです)
演題名 | 和文(全角)80文字以内、または英文(半角)160文字以内(スペースを含む)となります。 |
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抄録本文 | 制限文字数は、和文(全角)400文字以内、または英文(半角)800文字以内(スペースを含む)となります。 |
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● | ワードファイルの箇条書きや改行等、機種依存の機能を使用しますとその後の文字が入力できない場合がありますので使用しないでください。 |
● | まる数字(①、②)や、ローマ数字は使用できません。 ローマ数字を使用される場合は、アルファベットを組み合わせてください。 ローマ数字の例:Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ |
● | シンボル書体半角α β γなどを使用すると、abcなどに自動変換されてしまいますので必ず全角のα β γを使用してください。 |
● | 半角カタカナは使用できません。カタカナは全角で、英字および数字は半角で記入してください。 |
● | タイトルおよび抄録本文で上付き文字、下付き文字、斜め文字、太文字、アンダーラインを使うときに用いる<sup></sup>、<sub></sub>、<i></i>、<b></b>、<u></u>、<sup>R</sup>(商標)の記号はすべて半角文字を使用してください。 |
● | 改行をする場合には、<BR>を入力せず、直接「Enter」で改行をしてください。 |
● | 本文中に単独で< または >を使用するときは、全角文字を使用してください。 例:p<0.05, CO>2.2 |
● | 英文や数字を入力する際、O(アルファベット)と0(数字)や、l(アルファベットL小文字)と1(数字)、あるいはX(アルファベット)と×(かける)など、区別してください。 |
● | 音引き「ー」とダッシュ「―」、マイナス「-」とハイフン「-」などの使い分けをしてください。 英文入力の際にひとつの単語をハイフン(-)で切ることは行わないでください。 |
● | 全角文字は1文字として、半角文字は1/2文字として数えます。 アルファベットの直接入力は半角英数ですので1/2文字となります。 |
● | <SUP>などのタグは文字数には換算しません。 |
● | 演題登録時にパスワードの入力欄があります。 パスワードは半角英数字6~8文字にて設定をお願いします。 このパスワードと登録の際に発行されます登録番号がなければ、演題の確認・修正・削除はできませんので、ご注意ください。 |
● | 「パスワード」および「演題登録番号」は必ず控えておいてください。個人情報保護の観点から、これらのお問い合わせには一切応じられませんのでご注意ください。 |
● | 登録内容の修正は、「演題確認・修正」画面より演題登録締切日まで何度でも可能です。その際には、パスワードと演題登録番号が必要となります。変更された抄録は更新され、最終変更された内容で抄録集等に掲載されます。なお、演題登録締切日が最終締切となり、これ以降は修正も行えなくなりますのでご留意ください。 |
● | 登録された抄録に関しては、誤字・脱字・変換ミスを含め、原則として事務局では校正・訂正を行いません。そのまま印刷されますので、登録者の責任において演題登録完了後は必ず「確認・修正」画面で内容を確認してください。 |
※ | 所属の記載は学会事務局にて調整する場合がありますのでご了承ください。 |
※ | 一旦削除した演題につきましては、元には戻りませんので、削除ボタンの押し間違いにはくれぐれもご注意ください。 |